
はじめに
今回は助動詞の中でも特に重要な can、must、may を学びましょう!
「〜できる」「〜しなければならない」「〜してもよい」という、能力・義務・許可を表す表現は、日常会話で頻繁に使われます。
3つの助動詞の使い方をしっかりマスターして、表現の幅を広げましょう!
助動詞とは?
助動詞は、動詞の前に置いて、その動詞に特別な意味を加える単語です。
| 助動詞 | 主な意味 |
|---|---|
| can | 〜できる(能力)、〜してもよい(許可) |
| must | 〜しなければならない(義務)、〜に違いない(確信) |
| may | 〜してもよい(許可)、〜かもしれない(推量) |
助動詞の基本ルール
- 動詞の原形と一緒に使う
- 主語が何でも形が変わらない(三人称単数でも -s はつかない)
- 否定文は助動詞の後に not を置く
- 疑問文は助動詞を文頭に出す
例
- She can speak English.(彼女は英語を話せます)
- × She can speaks English.
- Can she speak English?(彼女は英語を話せますか?)
- She can not (can't) speak English.(彼女は英語を話せません)
can の使い方
用法1:能力(〜できる)
「〜する能力がある」「〜することができる」という意味です。
- She can speak three languages fluently. (彼女は3つの言語を流暢に話せます)
- I can swim very fast. (私はとても速く泳げます)
- He can play the piano well. (彼はピアノを上手に弾けます)
- Can you play an instrument? (楽器は弾けますか?)
用法2:許可(〜してもよい)
「〜してもよい」「〜していいですか」という許可を表します。
- Can I borrow your pen? (ペンを借りてもいいですか?)
- Can I try this on? (これを試着してもいいですか?)
- You can use my computer. (私のコンピューターを使っていいですよ)
- Can I sit here? (ここに座ってもいいですか?)
用法3:依頼(〜してくれますか)
「〜してくれますか」と相手にお願いする時にも使います。
- Can you help me? (手伝ってくれますか?)
- Can you show me on the map? (地図で見せてくれますか?)
- Can you explain this? (これを説明してくれますか?)
- Can you come here? (ここに来てくれますか?)
can の否定形:can't / cannot
can't(キャント)または cannot で「〜できない」を表します。
- I can't swim very well. (私はあまり上手に泳げません)
- I can't hear you. (聞こえません)
- He can't come to the party. (彼はパーティーに来られません)
注意: can not と2語に分けて書くことは稀です。通常は cannot(1語)か can't を使います。
must の使い方
用法1:義務(〜しなければならない)
「〜しなければならない」「〜する必要がある」という強い義務を表します。
- You must finish your homework before dinner. (夕食前に宿題を終わらせなければなりません)
- You must arrive on time for the interview. (面接に時間通りに到着しなければなりません)
- We must follow the traffic rules strictly. (交通ルールを厳格に守らなければなりません)
- You must be quiet in the library. (図書館では静かにしなければなりません)
用法2:確信・推量(〜に違いない)
「〜に違いない」「きっと〜だ」という強い確信を表すこともあります。
- You must be tired after the long trip. (長旅の後で疲れているに違いありません)
- He must be very smart. (彼はとても賢いに違いない)
- She must know the answer. (彼女は答えを知っているに違いない)
must の否定形:must not / mustn't
must not / mustn't(マスント)で「〜してはいけない」という禁止を表します。
重要: must not は「〜しなくてもよい」ではなく、「〜してはいけない」です!
- You must not run in the hallway. (廊下を走ってはいけません)
- She mustn't tell anyone about this secret. (彼女はこの秘密を誰にも話してはいけません)
- You mustn't touch the hot surface. (熱い表面に触れてはいけません)
- We mustn't forget our passports. (パスポートを忘れてはいけません)
must の疑問文
Must を文頭に出しますが、実際の会話では Do I have to 〜? の方がよく使われます。
- Must I finish this today? (今日これを終わらせなければなりませんか?)
- → Do I have to finish this today?(より自然)
may の使い方
用法1:許可(〜してもよい)
「〜してもよいですか」という丁寧な許可を表します。Can I 〜? よりフォーマルです。
- May I open the window? (窓を開けてもいいですか?)
- May I sit here? (ここに座ってもいいですか?)
- May I use your phone? (電話を使ってもいいですか?)
- May I ask something? (何か聞いてもいいですか?)
- May I speak to Mary? (メアリーさんをお願いできますか?)
用法2:推量(〜かもしれない)
「〜かもしれない」という可能性・推量を表します。
- It may rain this afternoon. (今日の午後、雨が降るかもしれません)
- He may be busy with other things. (彼は他のことで忙しいかもしれません)
- She may be right about this issue. (彼女はこの問題について正しいかもしれません)
- We may need more time for this. (これにもっと時間が必要かもしれません)
- You may feel better after resting. (休んだ後、気分が良くなるかもしれません)
may の否定形
- may not:〜しないかもしれない(推量)/ 〜してはいけない(禁止)
注意: may not は通常 mayn't とは短縮しません。
Can I 〜? と May I 〜? の違い
どちらも「〜してもいいですか」という許可を求める表現ですが、丁寧さが異なります。
| 表現 | 丁寧さ | 使う場面 |
|---|---|---|
| Can I 〜? | カジュアル | 友達、家族、日常会話 |
| May I 〜? | フォーマル | 先生、目上の人、ビジネス |
例
- Can I borrow your pen?(ペン借りていい?)→ 友達に
- May I borrow your pen?(ペンをお借りしてもよろしいですか?)→ 先生に
助動詞の否定文・疑問文まとめ
否定文
主語 + 助動詞 + not + 動詞の原形
| 助動詞 | 否定形 | 短縮形 | 意味 |
|---|---|---|---|
| can | can not | can't | 〜できない |
| must | must not | mustn't | 〜してはいけない |
| may | may not | (短縮なし) | 〜しないかもしれない |
疑問文
助動詞 + 主語 + 動詞の原形 〜?
| 助動詞 | 疑問文 | 答え方 |
|---|---|---|
| can | Can you swim? | Yes, I can. / No, I can't. |
| must | Must I go? | Yes, you must. / No, you don't have to. |
| may | May I sit here? | Yes, you may. / No, you may not. |
例文で練習しよう!
例文1:can(能力)
She can speak three languages fluently. (彼女は3つの言語を流暢に話せます。)
→ can + 動詞の原形で「〜できる」!
例文2:can(依頼)
Can you help me? (手伝ってくれますか?)
→ Can you 〜? で依頼を表現!
例文3:can't(不可能)
I can't swim very well. (私はあまり上手に泳げません。)
→ can't で「〜できない」!
例文4:Can I 〜?(許可)
Can I borrow your pen? (ペンを借りてもいいですか?)
→ Can I 〜? で許可を求める!カジュアルな表現。
例文5:must(義務)
You must finish your homework before dinner. (夕食前に宿題を終わらせなければなりません。)
→ must で強い義務を表現!
例文6:must(義務)
You must be quiet in the library. (図書館では静かにしなければなりません。)
→ must be + 形容詞 で「〜でなければならない」!
例文7:mustn't(禁止)
You must not run in the hallway. (廊下を走ってはいけません。)
→ must not で「〜してはいけない」という禁止!
例文8:mustn't(禁止)
She mustn't tell anyone about this secret ever. (彼女はこの秘密について誰にも話してはいけません。)
→ mustn't は「禁止」を表す重要表現!
例文9:May I 〜?(許可)
May I open the window? (窓を開けてもいいですか?)
→ May I 〜? はフォーマルな許可表現!
例文10:may(推量)
It may rain this afternoon. (今日の午後、雨が降るかもしれません。)
→ may で「〜かもしれない」という可能性!
例文11:may(推量)
He may be busy with other things. (彼は他のことで忙しいかもしれません。)
→ may be で「〜かもしれない」!
例文12:May I 〜?(丁寧な許可)
May I speak to Mary? (メアリーさんをお願いできますか?)
→ 電話での丁寧な表現!
よくある間違い
間違い1:助動詞の後ろに to をつけてしまう
❌ I can to swim. ✅ I can swim.
❌ You must to go. ✅ You must go.
助動詞の後ろは動詞の原形!to は不要です。
間違い2:三人称単数で助動詞に -s をつけてしまう
❌ She cans swim. ✅ She can swim.
❌ He musts go. ✅ He must go.
助動詞は主語が何でも形が変わりません!
間違い3:must not を「〜しなくてもよい」と訳してしまう
❌ You must not go. = 行かなくてもいい ✅ You must not go. = 行ってはいけない(禁止)
「〜しなくてもよい」は don't have to を使います!
間違い4:can not を2語で書いてしまう
❌ I can not swim.(稀) ✅ I cannot swim. / I can't swim.
通常は cannot(1語)か can't を使います。
間違い5:Can I と May I の丁寧さを混同する
❌ (先生に)Can I go to the bathroom? ✅ (先生に)May I go to the bathroom?
目上の人には May I 〜? を使いましょう!
練習問題
問題1:( )に can, must, may を入れましょう。
- She ( ) play the guitar very well.
- You ( ) not run in the hospital.
- ( ) I ask you a question?
- It ( ) snow tomorrow.
- We ( ) follow the school rules.
答え
- can(能力:ギターが弾ける)
- must(禁止:走ってはいけない)
- May / Can(許可:質問してもいいですか)
- may(推量:雪が降るかもしれない)
- must(義務:守らなければならない)
問題2:次の文を英語にしましょう。
- 私は泳げません。
- ここに座ってもいいですか?(丁寧に)
- 彼女は今日来るかもしれません。
- あなたはここで写真を撮ってはいけません。
答え
- I can't swim. / I cannot swim.
- May I sit here?
- She may come today.
- You must not take pictures here. / You mustn't take pictures here.
問題3:正しい方を選びましょう。
- He (can / cans) speak French.
- (Can / May) I borrow your pen? (友達に)
- You (must not / don't have to) touch that. It's dangerous!
- She (can to play / can play) tennis well.
答え
- can(助動詞に -s はつかない)
- Can(友達にはカジュアルな Can で OK)
- must not(危険だから「触ってはいけない」=禁止)
- can play(助動詞の後ろに to は不要)
まとめ
今回は助動詞 can、must、may を学びました。
can
- 能力:〜できる(She can swim.)
- 許可:〜してもよい(Can I 〜?)
- 依頼:〜してくれますか(Can you 〜?)
- 否定:can't / cannot(〜できない)
must
- 義務:〜しなければならない(You must go.)
- 確信:〜に違いない(He must be tired.)
- 禁止:must not / mustn't(〜してはいけない)
may
- 許可:〜してもよい(May I 〜?)※丁寧
- 推量:〜かもしれない(It may rain.)
助動詞の基本ルール
- 動詞の原形と一緒に使う
- 主語が何でも形が変わらない
- 否定文:助動詞 + not + 動詞の原形
- 疑問文:助動詞 + 主語 + 動詞の原形?
次回は have to と should を学びます。must との違いも含めて、義務・助言の表現をさらに深掘りします。お楽しみに!
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